福島の声が詰まった本を頂きました
年末に、昨年9月に被災地を尋ねた時にお世話になった安達利郎さんから
福島県民の声が詰まった本とちりめんじゃこを頂きました。
安達利郎さんは福島県相馬市の漁師で、自宅は津波に流されてしまいました。
しかし安達さんは、震災当日、津波が向かって来るなか沖に船を出し
津波を乗り越え沖で夜を明かしたので、大切な商売道具の船を守る事が出来ました。
津波を乗り越えられず、流されて命を落とされた方も多数いるので
非常な勇気と苦難だったと思います。
津波を乗り越え船を守った「神変丸」船長の安達利郎さん(右から二人目)
沖で一夜を明かして港に戻ってきた安達さんが見たのは、
津波の猛威で変わり果てた地元の姿でした。
それでも家族全員が無事で、船もあるので希望がありましたが、
その時に飛び込んできたニュースが、福島第一原発の「水素爆発」。
そして高濃度汚染水を海へ排出。最悪の事態です。
もし原発事故が起きていなければ、安達さんは今頃、漁をしているはずです。
しかし今、漁をする事は出来ません。
下の写真は、早朝の出港の風景です。
津波を乗り越えることが出来た船が、早朝海に出て、
津波で持って行かれた海底のゴミを回収してきます。
その作業をすると国から義援金をもらえるそうです。
義援金が役立っているのを見て安心しましたが、
漁師さんが穫りたいのはゴミではありません。
安達さんが「今回お世話になった方々に魚を食べて頂きたい」と言っていたのを
忘れられません。
安達利郎さんやその他、福島で酪農業、農業、教員などいろいろな職業の方々が
それぞれの立場から今の現状を語り、それをまとめた本が
今回頂いた、かもがわ出版の「福島は訴える」です。
この本ほど、福島県民の生の声を切実に聴いたことはありませんでした。
皆さんがどのような気持ちで生活して、
そして、どのような気持ちで地元を守っているかを知る事ができました。
おすすめの一冊です。
この本を送って頂いた安達利郎さんに感謝です。
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安達利郎さんは福島県相馬市の漁師で、自宅は津波に流されてしまいました。
しかし安達さんは、震災当日、津波が向かって来るなか沖に船を出し
津波を乗り越え沖で夜を明かしたので、大切な商売道具の船を守る事が出来ました。
津波を乗り越えられず、流されて命を落とされた方も多数いるので
非常な勇気と苦難だったと思います。
津波を乗り越え船を守った「神変丸」船長の安達利郎さん(右から二人目)
沖で一夜を明かして港に戻ってきた安達さんが見たのは、
津波の猛威で変わり果てた地元の姿でした。
それでも家族全員が無事で、船もあるので希望がありましたが、
その時に飛び込んできたニュースが、福島第一原発の「水素爆発」。
そして高濃度汚染水を海へ排出。最悪の事態です。
もし原発事故が起きていなければ、安達さんは今頃、漁をしているはずです。
しかし今、漁をする事は出来ません。
下の写真は、早朝の出港の風景です。
津波を乗り越えることが出来た船が、早朝海に出て、
津波で持って行かれた海底のゴミを回収してきます。
その作業をすると国から義援金をもらえるそうです。
義援金が役立っているのを見て安心しましたが、
漁師さんが穫りたいのはゴミではありません。
安達さんが「今回お世話になった方々に魚を食べて頂きたい」と言っていたのを
忘れられません。
安達利郎さんやその他、福島で酪農業、農業、教員などいろいろな職業の方々が
それぞれの立場から今の現状を語り、それをまとめた本が
今回頂いた、かもがわ出版の「福島は訴える」です。
この本ほど、福島県民の生の声を切実に聴いたことはありませんでした。
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by nukin
| 2012-01-05 10:15
| その他